会社を設立するためには、定款が必要です。
定款の作成は専門家に依頼できますが、設立後も必要になる内容なのである程度理解しておくといいでしょう。
そこで今回は、会社を設立するために必要な定款について解説します。
▼定款とは
定款は、会社の憲法にあたるものです。
会社を構成する規約をまとめたもので、簡単に言うと下記の内容を記載します。
・お金を稼ぐ方法
・会社の名前
・会社の責任者
▼定款を作成にあたって
定款は会社を設立する前に作成しなければなりません。
手続きは、公証役場と法務局の2箇所でおこないます。
▼定款に記載する内容
定款は、会社の根拠となることと金銭トラブル防止のため作成します。
定款に記載する内容は下記です。
・絶対的記載事項
・相対的記載事項
・任意的記載事項
■絶対的記載事項
絶対的記載事項は、必ず記載しなければなりません。
内容は、
・目的
・商号
・本店所在地
・設立時の出資財産価格と最低金額
・発起人の氏名と住所
■相対的記載事項
相対的記載事項は、金銭トラブルに備えるために記載します。
下記に該当する場合は必須です。
・現物出資(土地や車など)
・財産引受
・発起人の報酬、特別利益
・設立費用
■任意的記載事項
任意的記載事項は、定款に記載しなくても問題ありません。
しかし、定款内で定めておくことによって明らかになるので記載しておくといいでしょう。
▼まとめ
定款は
会社設立時だけではなく、経営においても関わってくるので重要なものです。
そのため作成する場合は、専門家に依頼するのがおすすめですよ。
当事務所では、会社定款に関するご相談を承っているので、お困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。